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Request for Proposal

低環境負荷なLPガス成分 (プロパン、ブタン)の新規合成技術

Status: RFP is Closed
Request Number
RFP_2022_0053
Due Date
May 26, 2022
Program Manager

提案者にとっての機会

共同・受託開発、製品購入、技術ライセンシング

期間

Step1:ラボレベルでの技術検証 2024年3月まで

Step2:ラボ検証後の社会実装検討

予算

提案内容に応じて相談

提案方法
この募集ページのRespondボタンをクリックし、アカウント作成の上、フォームに入力をお願い致します。作成中は下書き(Draft)が自動保存されますので、Control Centerからいつでも作業再開が可能です。なお、機密情報は入力されないようご注意ください
問い合わせ先
不明点等ございましたら右記までお気軽にお問い合わせください:phd2@ninesigma.com
よくあるご質問: http://ninesigma.co.jp/faq/
RFP was closed on
Jun 2022

RFP Title

低環境負荷なLPガス成分 (プロパン、ブタン)の新規合成技術
RFP Description

ナインシグマ社は、大手エネルギー企業を代理し、低環境負荷なLPガス成分(プロパン, ブタン)の新規合成技術の開発パートナーを求めている。従来の石油留分以外の原料からの製造技術を対象とし、触媒プロセス、バイオプロセス、その他の合成プロセスについて、幅広い提案に期待している。

現時点で依頼主が求める技術要件を満たしていなくても、3年の追加開発により実現が見込める技術についても提案を期待している。

Background

背景

現状のLPガスの製造は、化石燃料由来の分離により製造されているが、昨今のカーボンニュートラルへの移行の動きを受け、LPガスについても低環境負荷の製造が求められる。一方、現行の化石燃料以外からの製造技術については、目的製造物としてはほとんど実用化されていない。そこで、低環境負荷な LPガスを製造する技術アプローチについて幅広く技術公募を行い、共同で実用化に向けて取り組む開発パートナーを募集するに至った。

Key Success Criteria

望ましい技術要件

最終的に実現を目指す技術の要件

  • 現在の石油留分とは異なる原料ソースであること
  • プロパン、ブタンの混合収率:50%以上
  • プロパン、またはブタンどちらかの選択性:80%以上
  • 将来的に量産性が見込めること(原料調達のし易さ、コストの面から経済性が成り立つこと)

現時点で満たしていなくても、3年程度の追加開発により実現を目指せる可能性のある技術について、広く提案を募集する。

対象外の技術要件

  • プロピレン、ブチレン、ブタジエンの製造技術は対象外とする

提案組織に期待すること

  • 共同開発が可能であること
    • ラボレベル:研究費用の提供により、提案者設備での委託研究・開発を想定
    • その後の実装レベル:共同実施を想定
  • 知的財産の共有等の協議を可能なこと
Possible Approaches

期待する技術アプローチ

【ガスを原料とした合成技術】

  • CO2、合成ガス、メタンから触媒反応を用いてプロパンやブタンに変換する技術

 【バイオプロセス】

  • アミノ酸等を原料とした微生物発酵によるプロパンやブタンの合成技術

 【その他の化学変換技術】

  • 以下のバイオ由来原料から化学変換によりプロパンやブタンを合成する技術
    • バイオグリセロール
    • カルボン酸類
    • 廃棄物由来
    • 糞尿由来

上記以外にも、本要件への適用可能性があると考えられる技術や、望ましい技術要件を満たすアーリーな技術についても幅広い提案に期待している。

Approaches not of Interest

対象外のアプローチ

  • 現在の化石燃料由来の製造技術
    • 石油精製の際の複製ガスにより、LPガス製造する技術アプローチ。
    • 油田からの原油生産の際に随伴して生成する技術アプローチ
    • ガス田からの採取によるアプローチ
Preferred Collaboration Types
Items to be Submitted

提案作成時の注意事項

要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。

提案には、機密情報を含まないようご注意ください。

提案の評価基準

受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。

  • 案する技術の概要、性能
  • 目標スペックを実現するための開発計画と実現の根拠
  • 経済的実現可能性
  • 目標スペックを実現するための提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、成果、費用見積り額)
  • 所有権の可能性(独占権、優先権など)
  • 関連実績など、提案組織の実力

想定されるプロジェクトの進め方

提案締切後、はじめに依頼主は書面による一次スクリーニングを行い、その結果を6-8週間後にナインシグマから各提案者へお伝えします。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行います。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。

その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。