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Request for Proposal

水中に含まれる2価のマンガンイオン濃度を連続的に測定する技術

Status: RFP is Closed
Request Number
RFP_2022_0040
Due Date
Jun 7, 2022
Program Manager

提案者にとっての機会

共同・受託開発、ライセンシング、コンサルティング、製品供給

期間

フェーズ 1【技術確立】:1-2年程度

フェーズ 2【製品化】 :フェーズ1終了後2年程度

予算

必要な予算は確保済み

提案方法
この募集ページのRespondボタンをクリックし、アカウント作成の上、フォームに入力をお願い致します。作成中は下書き(Draft)が自動保存されますので、Control Centerからいつでも作業再開が可能です。なお、機密情報は入力されないようご注意ください
問い合わせ先
不明点等ございましたら右記までお気軽にお問い合わせください:phd2@ninesigma.com
よくあるご質問: http://ninesigma.co.jp/faq/
RFP was closed on
Jun 2022

RFP Title

水中に含まれる2価のマンガンイオン濃度を連続的に測定する技術
RFP Description

ナインシグマ社は、大手水処理メーカーを代理して、原水(浄水場に入ってくる水)中および浄水中に含まれるマンガンイオン(Mn2+ 濃度を連続的に測定する技術を求めている。

Background

背景

水道水の原水中および浄水中に含まれるマンガンイオン(Mn2+ )は、水の黒濁りや幼児への健康被害の原因となりうるため、その濃度のモニタリングが必要である。

現在は、降雨の後など、経験的にMn2+ 濃度が増加する可能性がある状況では、原水や浄水の一部を採取して別の場所で検査することで対応しているが、対応が遅れる事例も発生している。

Mn2+ 濃度の連続的な測定(オンラインモニタリング)を実現することにより、濃度が急激に増加する場合にも迅速で的確かつ効率的な対応が可能になる。

そこで、ナインシグマの依頼主は、水中に含まれるMn2+ 濃度を連続的に測定し、その結果を、上昇した濃度の対応に反映する仕組みの構築を目指している。

ナインシグマの依頼主は、水処理事業においてマーケットをリードする実績を持っているため、今回の技術を確立することにより、大きな事業機会を自ら作り出すことができると考え、今回の技術募集に踏み切った。

Key Success Criteria

最終的に求める技術要件

  • 測定対象:原水中および浄水中に含まれるマンガンイオン(Mn2+ )の濃度
  • 測定時間:10分以内
  • 目標定量範囲:
    • A: 10 – 1000 µg/L(優先度大)
    • B: 1 – 100 µg/L
  • 測定方式:連続式(現地で測定できること)
  • 試薬についてはできるだけ使用しないことが望ましい。特に、毒劇物は使用しないこと。

歓迎している技術

  • 試薬ではなく電極などを用いてMn2+ を検知する技術
  • 水中のMn2+ 以外の金属イオンを連続測定する、Mn2+ にも適用できる可能性のある技術
  • 安価に実施可能な測定技術
  • 従来のものとは異なる革新的な測定技術
Possible Approaches

期待している提案者像

  • 分析化学技術者
  • 水環境ビジネス従事者
  • 大学、研究機関、応用研究機関の研究者
  • Mn2+ 以外の金属イオンの測定方法の開発に成功している研究者 など
Approaches not of Interest

対象外のアプローチ

下記のような技術は今回の公募の対象外とする。

  • ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析法)等の高価な機器分析
  • 試薬で着色して吸光度を測定する技術
  • その他、原理的に連続的に測定できない技術
Preferred Collaboration Types
Items to be Submitted

提案作成時の注意事項

要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。

提案には、機密情報を含まないようご注意ください。

提案の評価基準

受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。

  • 提案する技術の概要、性能
  • 経済的実現可能性
  • 目標スペックを実現するための提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、成果、費用見積り額)
  • 所有権の可能性(独占権、優先権など)
  • 関連実績など、提案組織の実力

想定されるプロジェクトの進め方

提案締切後、はじめに依頼主は書面による一次スクリーニングを行い、その結果を6-8週間後にナインシグマから各提案者へお伝えします。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行います。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。

その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。