Request for Proposal
燃料デブリ収納缶内の水素濃度を可燃下限濃度未満に保つ技術
Status: RFP is Closed
Request for Proposal
提案者にとっての機会
共同 / 受託開発、素材/モジュール提供
期間
フェーズ1:技術の選定・初期評価:3か月程度
フェーズ2:技術の確立・収納缶への実装:フェーズ1終了後1年以内
予算
詳細は提案内容に応じて応相談。
RFP Title
ナインシグマ社は、東京電力ホールディングス株式会社より委託を受け、燃料デブリ収納缶内で発生する水素濃度を長期間にわたり可燃下限濃度(4%)未満に保つことができる技術を求めている。具体的には、ダスト状の放射性物質を漏出しない水素透過膜・モジュールや、長期間にわたり水素吸着性を維持可能な触媒・吸着金属等に期待している。
求める水素透過膜・水素吸着技術
保管環境など
収納缶構造・素材・燃料デブリの保存状態等は今後の検討結果により変更の可能性があるが、現状以下の条件での実施を想定している
- 塩化物、硫化物、Cs137等を想定
可能なアプローチ
例えば下記のような技術に期待しているが、これらに限らず様々な技術提案に期待している
対象外のアプローチ
下記のような技術は今回の公募の対象外とする
背景
東京電力ホールディングスは、福島第一原子力発電所(1F)の廃止措置の一環として、燃料デブリの取出し・収納・移送・保管方法の検討を行っている。米国スリーマイルアイランド原子力発電所2号機廃止措置の事例では、移送・保管時に廃棄物・燃料デブリに含まれる放射性物質の高エネルギー放射線(α線)により、燃料デブリに付着する水が分解し水素ガスが発生する事例が報告されており、燃料デプリの取り出し、収納、移送、保管を安全に遂行するためには、水素ガス濃度を可燃下限濃度未満に維持する方法の確立が不可欠である。
水素吸着・水素透過膜関連技術は、エネルギー源等としての水素が着目されていることから、多数の研究開発がなされている。そこで依頼主は、世界中より本テーマへの挑戦者を募ることとした。
想定されるプロジェクトの進め方
提案締切後、はじめに依頼主は書面による一次スクリーニングを行い、その結果を6-8週間後に各提案者へお伝えします。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。
提案作成時の注意事項
簡潔に要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。
提案には、機密情報を含まないようご注意ください。
提案の評価基準
受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。