Request for Proposal
海中動画を鮮明化する技術
Status: RFP is Closed
Request for Proposal
提案者にとっての機会
共同 / 受託開発、機器 / ソリューション供給
期間
フェーズ1:実証試験・開発パートナー選定 (6か月)
フェーズ2:開発期間 (1~2年)
予算
技術の確立に向けた予算は確保済み。(提案内容に応じて応相談)
RFP Title
ナインシグマ社は、東京電力ホールディングス株式会社を代理して、海中で撮影した動画を鮮明化する技術を求めている。鮮明化技術は、水中ロボットによる洋上風力発電システム設備の海中設備点検・メンテナンス時に活用される予定であり、具体的には水中ロボットの操作・位置把握のための海中動画をリアルタイムで鮮明化する技術と、点検対象設備の異常有無を判別するための高解像度映像の鮮明化技術を求めている。
海中では、プランクトン、泥の微粒子等を起因とする濁りの影響による低い視認性が課題となっており、特に海中での鮮明化実績を有する組織からの提案を歓迎する。
鮮明化の対象となるサンプル動画(約100 MB)
https://ninesigma.co.jp/RFP/2019_0001_Produce.avi
鮮明化により達成したいこと
鮮明化された画像を用い、目視による水中ロボットの操作あるいは異常の判定を行うことを想定している。下記に示す条件を満たし得る、現状の撮影動画を鮮明化する技術、あるいは現行よりも鮮明な画像を取得する方法を幅広く求める。
可能なアプローチ
例えば以下のようなアプローチを想定しているが、必ずしもこれに限らない
①画像鮮明化アプリケーション
②画像鮮明化を実現するハードウェア
③濁りを映りにくくする撮影技術
背景
東京電力ホールディングス株式会社は、洋上風力発電システム設備の海中設備に関する点検や、設備に付着する海洋生物および周辺に蝟集する魚類等を確認するため、水中ロボットの活用を検討している。水中ロボットの操作や点検箇所の確認のためには、撮影された映像が重要となるが、海中では光量が少なく、プランクトン、泥の微粒子等を起因とする海中の濁りの影響も受けやすいため、現状十分な視認性が得られていない。
インフラメンテナンスの自動化は、労働人口の減少・作業員の安全確保の観点から、世界中で検討が進んでいる分野であり、インフラメンテナンスの自動化を実現するための技術の一要素として、動画・画像の鮮明化は多数検討されている。また、水中ロボット・カメラを用いた船舶や橋梁のメンテナンス、海底・湖底の遺物探索、あるいは水中環境の定期的な観測も世界中で実施されており、水中画像の鮮明化に関しても様々な知見があるものと想定している。このため、依頼主は、海中画像の鮮明化に有用な解決策を世界中から募ることとした。
想定されるプロジェクトの進め方
提案者は提案フォームであるNineSightsを用いて提案書を提出してください。
(※以下のURLにあるサンプル動画の解析・鮮明化結果、あるいは提案技術を用いて取得した動画・データはhttps://streamable.com/にアップロードし、そのリンク先URLを提案書にご記載ください)
鮮明化対象サンプル動画URL(約100 MB):
https://ninesigma.co.jp/RFP/2019_0001_Produce.avi
提案締切後、はじめに依頼主は書面による一次スクリーニングを行い、その結果を6-8週間後に各提案者へお伝えします。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。
提案作成時の注意事項
簡潔に要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。
提案には、機密情報を含まないようご注意ください。
提案の評価基準
受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。
• 提案する技術の概要、パフォーマンス(画像(動画)によるベンチマーク比較含む)
• 目標スペックを実現するための実現可能性
• 経済的実現可能性
• 所有権の可能性(独占権、優先権など)
• 関連実績など
Name | Creation Time | |
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追加情報記入シート.docx | Feb 5, 2019 | |
海中動画を鮮明化する技術.pdf | Feb 13, 2019 |