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Request for Proposal

柔軟性、復元性、耐熱性に優れたフィルムの開発パートナー

Status: RFP is Closed
Request Number
RFP_2018_3924
Due Date
Jan 13, 2019
Program Manager

提案者にとっての機会
共同・受託開発、ライセンシング、製品供給

 

期間
フェーズ1:フィルムへの適用性確認 半年以内
フェーズ2:試作レベルでの技術確立 1年以内
フェーズ3:量産レベル       2021年予定

 

予算
共同開発のための予算は確保済み(提案内容に応じて応相談)

 

提案方法
この募集ページのRespondボタンをクリックし、アカウント作成の上、フォームに入力をお願い致します。作成中は下書き(Draft)が自動保存されますので、Control Centerからいつでも作業再開が可能です。なお、機密情報は入力されないようご注意ください。
問い合わせ先
不明点等ございましたら右記までお気軽にお問い合わせください:phd2@ninesigma.com
よくある質問: http://ninesigma.co.jp/faq/
RFP was closed on
Feb 2019

RFP Title

柔軟性、復元性、耐熱性に優れたフィルムの開発パートナー
RFP Description

ナインシグマ社は、大手材料メーカーを代理して、高温下での柔軟性・復元性および耐熱性に優れたフィルム材の開発パートナーを求めている。従来技術では柔軟性・復元性と耐熱性を両立することが難しいため、新規ポリマー材料、複合材、積層フィルムの提案や、優れた成形・加工技術による性能改善に期待している。

Background

背景

ナインシグマの依頼主であるグローバルな材料メーカーは、高機能材料やフィルムの開発・製造を行っている。近年、半導体分野の一部の用途において、伸縮性、復元性、耐熱性に非常に優れた材料が求められており、依頼主においても関連材料の開発を行っている。しかしながら一般的に、材料の伸縮性・復元性と耐熱性はトレードオフ関係にあり、求めるフィルムの実現には至っていない。一方、高機能材料開発は、自動車・航空分野や医療用途など様々な産業分野において重要であり、日々、技術的ブレイクスルーが期待される分野でもある。そこで、依頼主は研究開発をより一層加速する為、今回の技術募集を行うこととした。

Key Success Criteria

最終的に実現したいフィルム

以下の性能を有するフィルムの実現を目指している

  • 高温下での柔軟性・復元性
    • 伸び率:170°C条件下で800%以上
    • 復元率:170°C条件下で90%以上
  • 耐熱性
    • 力を加えない状態で180°Cに加熱されたとき、10分間以上変形しないこと
  • 形状・サイズ
    • 厚み30—150μm、幅1500mm、長さ1000m程度のフィルム形状
  • 用途:半導体分野

 

求める技術

  • 上記性能を満たし得るフィルム材または加工・成形技術を求めているフィルム材料の場合
    • 単一樹脂材料
      • 耐熱性に優れたエラストマー材料など
    • 柔軟性・復元性に優れた材料と耐熱性に優れた材料の積層構造
    • フィラー含有複合材
      • 柔軟性・復元性に優れたベース樹脂材料
      • 耐熱性を向上させるフィラー、添加剤
  • 成形・加工技術の場合
    • 押出成形時の温度条件最適化
    • 多層成形技術

 

現時点で要件を全て満たす必要はなく、1年程度の追加開発により達成可能の見込みがあれば提案を歓迎する。また、フィルム形状での提案が望ましいが、フィラー材、添加剤のみの提案、成形・加工技術のみの提案も歓迎する。

 

提案組織に期待すること

  • A4シート数枚程度のフィルムサンプルを提供可能であること、または、フィルム成形・加工受託が可能であること
    • フィラー材、添加剤のみの提案の場合、数kg程度
Preferred Collaboration Types
Items to be Submitted

提案時には下記の項目の記載をお願いいたします

  • 提案アプローチ(材料、加工法の種類など)
  • 提案する技術の概要(特徴、原理、独自性)
  • 開発ステージ(コンセプト段階、試作段階、実用化済み)
  • 現時点の性能
    • フィルム材の場合
      • 高温領域での伸び率、復元率(120180℃帯でのデータが望ましい
      • 耐熱性
      • 成形・加工可能なサイズ、厚み
    • 成形・加工技術の場合
      • 適用可能な材料の種類
      • 成形可能なフィルム形状・サイズ
      • 改善が期待できる材料特性(伸び率、復元率、耐熱性)
  • 現時点の課題と今後の開発プラン・費用
  • サンプルテスト条件(提供量、費用、期間、契約条件など)
  • スケールアップの可能性
  • 過去の実績(研究論文、特許など)

提案作成時の注意事項

要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。提案には、機密情報を含まないようご注意ください。

 

提案の評価基準

受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。

  • 提案する技術の概要、性能
  • 目標スペックを実現するための開発計画と実現の根拠
  • 経済的実現可能性
  • 目標スペックを実現するための提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、成果、費用見積り額)
  • 所有権の可能性(独占権、優先権など)
  • 関連実績など、提案組織の実力

 

想定されるプロジェクトの進め方

提案締切後、はじめに依頼主は書面による一次スクリーニングを行い、その結果を6-8週間後にナインシグマから各提案者へお伝えします。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行います。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。

その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。