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Request for Proposal

270ºC以上で使用可能な、プラスチック固化/結晶化を促進する添加剤

Status: RFP is Closed
Request Number
RFP_2018_3896
Due Date
Jan 10, 2019
Program Manager

提案者にとっての機会
製品供給、共同・受託開発

 

期間
フェーズ1:サンプルテスト・パートナー選定 半年以内
フェーズ2:量産工程に適用(フェーズ1終了後1.5年以内)

 

予算
協業のための予算は確保済み(提案内容に応じて応相談)

 

提案方法
この募集ページのRespondボタンをクリックし、アカウント作成の上、フォームに入力をお願い致します。作成中は下書き(Draft)が自動保存されますので、Control Centerからいつでも作業再開が可能です。なお、機密情報は入力されないようご注意ください
問い合わせ先
不明点等ございましたら右記までお気軽にお問い合わせください: phd2@ninesigma.com
よくある質問: http://ninesigma.co.jp/faq/
RFP was closed on
Jan 2019

RFP Title

270ºC以上で使用可能な、プラスチック固化/結晶化を促進する添加剤
RFP Description

ナインシグマ社は、売上高数千億円規模の大手部材メーカーを代理して、270ºC以上の耐熱性を有し、プラスチックの固化/結晶化を促進する添加剤・結晶核剤を求めている。依頼主はこの添加剤をポリアミド系のガラス繊維強化プラスチックの成形後の冷却プロセスに用いることを想定しているが、現時点では当該プラスチックへの適用実績は問わない。本公募で提案された様々な添加剤についてサンプルテストを通じて選定していきたいと考えている。

Key Success Criteria

前提条件:対象とするポリマー系

  • 繊維強化プラスチックの組成
    • ポリアミド
      • 濃度:4060wt%
    • ガラス繊維
      • 濃度:4060wt%
  • 成形時の最高温度:270~300ºC(ポリマーの固化はこれより低い温度で起こる)

 

添加剤に求める要件

  • ポリマーの固化/結晶化促進特性があること。
    • 現時点ではポリアミド系のガラス繊維強化プラスチックへの適用実績は問わない
    • 実験室スケールのデータで構わない
  • 耐熱性:270ºC以上の高温を経た後でも、固化時に機能すること(290ºC以上での実績があれば好ましいが現時点では必須ではない)
  • 添加剤の添加量:0.30.5wt%
  • サンプル提供が可能であること(300g以上)
Possible Approaches

可能な提案アプローチ

例えば以下のような化合物を添加するアプローチを想定しているが、必ずしもこれらに限らない。

  • 無機系材料
    • 金属酸化物
    • タルク
    • その他
  • 有機系材料
    • 安息香酸金属塩
    • ソルビトール系
    • その他
  • 高分子系材料
    • 高融点ポリアミド
    • その他

背景

依頼主は、新規のガラス繊維強化プラスチック製品の製造のため、ポリマーと繊維の混錬後の固化・結晶化のプロセス開発に取り組んでいる。当該プラスチックは機械特性などに優れているが、固化が遅いため、プロセスに時間がかかっており、最終製品が高価になってしまう。

そこで、依頼主はプロセス短縮のため、結晶核剤を求めている。しかし、成形温度が300ºC近辺と非常に高く、利用可能な結晶核剤が非常に限られている。これまでに、金型や装置、温度条件からのアプローチを試したが、改善には限界がある。

一方、結晶核剤は様々なポリマー用途に開発されている。依頼主は、世界の企業や研究者に問いかけることで有望な解決策が見いだせないかと考え、今回の技術募集を行うこととした。

Preferred Collaboration Types
Items to be Submitted

 

提案作成時の注意事項

要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。

提案には、機密情報を含まないようご注意ください。

 

提案の評価基準

受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。

  • 提案する技術の概要、性能
  • 目標スペックを実現するための開発計画と実現の根拠
  • 経済的実現可能性
  • 目標スペックを実現するための提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、成果、費用見積り額)
  • 所有権の可能性(独占権、優先権など)
  • 関連実績など、提案組織の実力

 

想定されるプロジェクトの進め方

提案締切後、はじめに依頼主は書面による一次スクリーニングを行い、その結果を6-8週間後にナインシグマから各提案者へお伝えします。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行います。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。

その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。