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Request for Proposal

車載向け脱臭・除菌技術の開発パートナー

Status: RFP is Closed
Request Number
RFP_2018_3843
Due Date
Nov 15, 2018
Program Manager

提案者にとっての機会

共同・受託開発、ライセンシング、製品供給、コンサルティング

 

期間

フェーズ1:半年~1年以内に試作レベル

フェーズ2:2023年に量産レベル

 

予算

共同開発のための予算は確保済み(提案内容に応じて相談)

 

提案方法
この募集ページのRespondボタンをクリックし、アカウント作成の上、フォームに入力をお願い致します。作成中は下書き(Draft)が自動保存されますので、Control Centerからいつでも作業再開が可能です。なお、機密情報は入力されないようご注意ください
問い合わせ先
不明点等ございましたら右記までお気軽にお問い合わせください: phd2@ninesigma.com
よくある質問: http://ninesigma.co.jp/faq/
RFP was closed on
Dec 2018

RFP Title

車載向け脱臭・除菌技術の開発パートナー
RFP Description

ナインシグマ社は、大手自動車部品メーカーを代理して、脱臭・除菌能力に優れた車載向け空気質清浄技術の開発パートナーを求めている。依頼主は必要に応じて、協業先として選ばれた提案者に対し、自身の知見や開発資源を提供する意向にある。

Background

背景

ナインシグマの依頼主であるグローバルな大手自動車部品メーカーは、快適な自動車空間を実現する上において、空気質清浄化技術、とくに脱臭・除菌技術が今後増々重要になると考えている。依頼主においても関連技術の研究開発を進めているが、短時間での脱臭・除菌性能と安全性確保の両立が課題となっている。一方、脱臭、除菌を含む空気質清浄技術は、世界中で開発が行われているため、依頼主は自社の技術開発をより一層加速する為のパートナーを得るべく、今回の技術募集を行うこととした。

Key Success Criteria

キーとなる技術要件

自動車内空間の脱臭・消臭、または、除菌・ウイルス不活性化が可能であること、とくに、車内部材や座席の付着臭を除去可能な技術に期待している。除去可能成分、性能、所要時間により、様々なアプリケーションが考えられるため、以下の条件を満たし得る提案を幅広く歓迎する。

求める空気質清浄技術

  • 以下のA), B)いずれかを満たすこと

A.) ニオイ成分の除去・消臭

  • 対象:ヒトの体臭、タバコ、食物に起因する成分(脂肪酸、イソ吉草酸、アセトアルデヒド、アンモニアなど)
  • 除去効率:車内空間において布等に付着した臭いが5分以内に人が感じないレベル
  • 6段階臭気強度表示法(次ページ注1参照)による臭気強度4 2以下
  • 車内に人がいないときに作動するものも可

B.) 除菌・ウイルス不活性化

  • 対象:インフルエンザウイルス、カビ、真菌など
  • 除去効率:車内空間のウイルス、生菌数が、15分以内に99%減少すること

共通条件:

  • サイズ:以下のいずれかを満たすこと
    • ダッシュボード内蔵の場合) 概ね           140 x 140 x 140 mm以内
    • 外付け式の場合)概ね 200 x 150 x 150 mm以内
  • 空気質清浄後の残留オゾンや化学物質による人体への悪影響がないこと
  • 車内空間の容積は6m3程度を想定している(ミニバンクラス)

ニオイ成分またはウイルス・菌のいずれか一方を対象とする技術で構わない。また、現時点で自動車への適用実績がなくとも、1年以内に試作レベルに到達する見込みがあれば提案を歓迎する。

注1)6段階臭気強度表示法における基準

0:無臭

1:やっと感知できるにおい

2:何のにおいであるかわかる弱いにおい

3:楽に感知できるにおい

4:強いにおい
5:強烈なにおい

詳細は以下URL参照

https://www.env.go.jp/air/akushu/guidebook/01.pdf

提案組織に期待すること

  • 試作品の作成・提供が可能であること
  • 依頼主と車載製品コンセプトを含め、検討可能であることが望ましい

 

Possible Approaches

可能なアプローチ

例えば以下のようなアプローチやその組み合わせを想定しているが、必ずしもこれらに限らない。

  • オゾナイザー
  • イオナイザー、荷電ミスト
  • プラズマ放電の応用
  • 光触媒物質の利用
  • 各種フィルタ
Approaches not of Interest

対象外のアプローチ

下記のような技術は今回の公募の対象外とする。

  • 人体に悪影響を及ぼすレベルの残留物質が発生する技術
  • 効果・効能に関し、原理実証がなされていない技術
Preferred Collaboration Types
Items to be Submitted

提案時は下記の項目の記載をお願いいたします。

  • 提案する技術の概要(特徴、原理)
  • 提案する技術の独自性・優位性
  • 開発ステージ(コンセプト段階、技術の確立段階、実用化済み)
  • 現時点の性能
    • ニオイ成分を対象とする場合
      • 除去・消臭可能な成分
      • 対象範囲(空間中のニオイ成分、車内部材の付着臭)
    • 菌・ウイルスを対象とする場合
      • 除去・不活性化可能な菌・ウイルスの種類
      • 対象範囲(空間中の菌・ウイルス、車内部材に付着した菌・ウイルス)
    • 対象の除去効率、または、改善レベルを示すことができる何らかの指標
    • 処理可能流量
    • 連続使用可能時間
    • これまでの適用事例
  • 現時点の課題と今後の開発プラン・費用
  • 試作条件(費用、期間、契約条件など)
  • 過去の実績(研究論文、特許など)

 

提案作成時の注意事項

要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。提案には、機密情報を含まないようご注意ください。

 

提案の評価基準

受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。

  • 提案する技術の概要、性能
  • 目標スペックを実現するための開発計画と実現の根拠
  • 経済的実現可能性
  • 目標スペックを実現するための提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、成果、費用見積り額)
  • 所有権の可能性(独占権、優先権など)
  • 関連実績など、提案組織の実力

 

想定されるプロジェクトの進め方

提案締切後、はじめに依頼主は書面による一次スクリーニングを行い、その結果を6-8週間後にナインシグマから各提案者へお伝えします。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行います。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。