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Request for Proposal

ソフトアイス状の清涼飲料の製造技術および提供パッケージ

Status: RFP is Closed
Request Number
RFP_2018_3822
Due Date
Nov 8, 2018
Program Manager
提案者にとっての機会
共同・受託開発、ライセンシング、製品供給
 

期間
フェーズ1:対象材料への適用性確認 半年以内
フェーズ2:バッチレベルでの技術確立 1年以内(フェーズ1終了後)

 

予算
共同開発のための予算は確保済み(提案内容に応じて応相談)

 

提案方法
この募集ページのRespondボタンをクリックし、アカウント作成の上、フォームに入力をお願い致します。作成中は下書き(Draft)が自動保存されますので、Control Centerからいつでも作業再開が可能です。なお、機密情報は入力されないようご注意ください
問い合わせ先
不明点等ございましたら右記までお気軽にお問い合わせください: phd2@ninesigma.com
よくある質問: http://ninesigma.co.jp/faq/
RFP was closed on
Nov 2018

RFP Title

ソフトアイス状の清涼飲料の製造技術および提供パッケージ
RFP Description

ナインシグマ社の依頼主である、日本の大手飲料メーカーは、コーヒーなどの清涼飲料をソフトアイス状に凍結させた商品を開発すべく、以下のいずれかもしくは両方の技術を有する組織とのパートナリングを希望している。

  • 清涼飲料をソフトアイス状に凍結させることが可能な添加物やプロセス技術
  • 凍結したままで摂取可能なパッケージ材料・特徴的なデザイン
Key Success Criteria

飲料への添加物やプロセス技術に対する要件

  • 流通時や飲用時の温度:-18~30 ℃。飲料として飲用することも、氷点下でソフトアイス状の食感で摂取することも可能なこと。
  • pH5から8の範囲に収まること。商業的無菌を確保し、乳の分離等を起こさないため。
  • 飲料内で脂質や糖質、空気が分離せず均一に分散した状態を保つこと。
  • 1回に限り、再融解しても飲料として質が損なわれないこと。

なお、飲料の主な内容物は以下の通りである。

  • 甘味料としての糖類
  • 各種乳原料。
    (乳飲料規格に該当しない範囲で含める)
  • コーヒー
  • 食品添加物(多糖類、乳化剤、油脂等)

 

パッケージの材料やデザインに対する要件

  • 飲料充填時、常温でも自立可能であること
  • 再栓可能であること
  • 容器を押したり揉むことによりソフトアイス状の飲料を押し出し可能であること。
  • レトルト殺菌耐性または無菌充填(アセプティック充填)可能であること。
  • 印刷またはラベル貼付けによる表示が可能であること。
  • 最大300mlの飲料を充填可能なこと。
  • 飲み口は液状、ソフトアイス状どちらの際も直接飲用可能な形状であること。

食品への適用において安全上問題のないことが必要であり、飲料の香味に影響を与えないことが望ましいが、現時点での飲料への適用実績にかかわらず、幅広く提案を歓迎する。

また、特にパッケージデザインに関して、権利に関する交渉は直接協議後の事項となるため、十分な実績を提示可能であれば提案が具体的でなくとも構わない。

Possible Approaches

想定しているアプローチ

例えば以下のようなアプローチを想定しているが、必ずしもこれらに限らない。

飲料への添加物やプロセス技術

  • 不凍タンパク質や不凍多糖類などの不凍素材の添加による氷結晶制御技術。
  • 冷凍プロセスや凍結後の粉砕等による氷結晶サイズの制御。
  • 常温時は飲用可能な程度の粘性、食感を保ち、冷凍時には手で揉み崩せるほどの固さになる添加物。

パッケージ材料やデザイン

手で揉むことにより、凍結状態をほぐしながら摂取する。

  • 揉んだ際に冷たさを感じにくく溶けにくい、断熱性の高い低熱伝導材料もしくは構造。
  • ひび割れせず、かつ柔軟性のあるポリマー材料。
  • 内容飲料を残さず押し出せ、かつ自立可能な3次元形状。
Preferred Collaboration Types
Items to be Submitted

背景

清涼飲料メーカーである依頼主は、飲料として常温時およびソフトアイス凍結時どちらの状態でもおいしさを提供できる製品を、飲用物およびパッケージの両面で研究開発を進めている。

しかしながら、上市されている飲料の種類が多い昨今、差別化した特徴的な製品を開発することが難しく、依頼主のもつネットワークでは満足のいく解決策が得られていない。

今回、社外の知見を導入し、常温時・凍結時どちらでも美味しさの質を落とすことなく提供可能な製品開発を加速すべく本技術募集を行うこととした。

 

提案作成時の注意事項

要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。

提案には、機密情報を含まないようご注意ください。

 

提案の評価基準

受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。

  • 提案する技術の概要、性能
  • 目標スペックを実現するための開発計画と実現の根拠
  • 経済的実現可能性
  • 目標スペックを実現するための提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、成果、費用見積り額)
  • 所有権の可能性(独占権、優先権など)
  • 関連実績など、提案組織の実力

 

想定されるプロジェクトの進め方

提案締切後、はじめに依頼主は書面による一次スクリーニングを行い、その結果を6-8週間後にナインシグマから各提案者へお伝えします。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行います。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。

その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。