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Request for Proposal

次世代モビリティ向けスマートウインドウの開発パートナー

Status: RFP is Closed
Request Number
RFP_2018_3813
Due Date
Sep 21, 2018
Program Manager

提案者にとっての機会

共同・受託開発、ライセンシング、製品供給

 

期間

フェーズ1)原理モデルの確立 20193

フェーズ2)試作サンプル評価 20206

フェーズ3)量産品質 202012

(期間は提案内容に応じて相談可能)

 

予算

共同開発費用は確保済み(金額は提案内容に応じて相談)

 

提案方法
この募集ページのRespondボタンをクリックし、アカウント作成の上、フォームに入力をお願い致します。作成中は下書き(Draft)が自動保存されますので、Control Centerからいつでも作業再開が可能です。なお、機密情報は入力されないようご注意ください
問い合わせ先
不明点等ございましたら右記までお気軽にお問い合わせください: phd2@ninesigma.com

よくある質問: http://ninesigma.co.jp/faq/

 

RFP was closed on
Oct 2018

RFP Title

次世代モビリティ向けスマートウインドウの開発パートナー
RFP Description

ナインシグマ社は、大手自動車部品メーカーを代理して、次世代モビリティで使用される透明樹脂パネルに適用可能なスマートウインドウ技術の開発パートナーを求めている。具体的には、透明樹脂パネルの透過可視光量を任意に調整可能な技術、または、必要なときのみ表示可能な透明ディスプレイ技術を保有するパートナーに期待している。依頼主は必要に応じて、協業先として選ばれた提案者に対し、自身の知見や開発資源を提供する意向にある。

Background

背景

依頼主は、次世代モビリティ向けスマートウインドウの開発に取り組んでいる。自動運転車を始めとする次世代モビリティにおいては、ユーザーエクスペリエンスの向上の観点から、車内への入光レベル調整および透明ディスプレイ技術が重要となる。依頼主においても関連技術の開発を進めている一方、スマートウインドウ、透明ディスプレイの技術開発は、要素技術を含め世界中で行われている。そこで依頼主は自社の技術開発および商品開発をより一層加速する為のパートナーを得るため、今回の技術募集を行うこととした。

Key Success Criteria

キーとなる技術要件

A, Bのいずれかに該当する技術、デバイスの実現を目指している。

A: 調光技術

  • 可視光透過率を以下の範囲で任意の値に調整可能または遮光・入光を多段階に切り替え可能であること
    • 0.5%以下~70%以上
  • 遮光・入光状態の切替時間:1秒以内
  • 調光機能部のサイズ:縦1m×横1m以上、厚み1mm以下が望ましい
  • Haze値:2%以下

B: 透明ディスプレイ技術

  • 表示しないときは透明でありながら、必要なときには情報を表示可能であること
    • 非表示時の可視光透過率70%以上
    • 動画、静止画をカラー表示できること
      • 屋外で視認可能であること(輝度数千Cd/m2オーダー)
      • 視野角:120°以上
  • 透明ディスプレイのサイズ:縦1m×横1m以上、厚み30mm以下
  • Haze値:2%以下
  • 表示情報が一方向のみに見える指向性があることが望ましい
    • 例えば、車外の人にのみ見えて、車内の人には見えない表示方法

共通条件:

  • 樹脂パネル上、もしくは、樹脂パネル間に積層可能であること
    • 樹脂の種類:ポリカーボネート
    • 曲率半径R3000程度の凸面に設置または組み込み可能であることが望ましい
  • 使用温度帯:-30°C~80°C
  • 動作寿命:15000時間以上
  • 耐衝撃性、耐湿性、耐候性に優れていることが望ましい
  • 欧州REACH規則を満足すること

 

A. 調光技術とB. 透明ディスプレイ技術のどちらか一方の提案で構わない。また、追加開発により2020年6月に要件を達成する試作品の実現見込みがあれば提案を歓迎する。 

 

提案者に期待すること

  • 試作サンプル提供が可能であること。
  • 樹脂パネルとの組み合わせによる商品コンセプトおよび材料・工法について、依頼主と検討可能であることが望ましい
Possible Approaches

可能なアプローチ

例えば以下のようなアプローチを想定しているが、必ずしもこれらに限らない。

  • 透明樹脂パネルの調光技術
    • エレクトロクロミック材料の利用
    • サーモクロミック材料の利用
    • 調光フィルム
    • 液晶ディスプレイの応用
  • 透明ディスプレイ技術
    • 液晶
    • 有機EL
    • 量子ドットLED
    • 投影方式
Preferred Collaboration Types
Items to be Submitted

提案時に記載が推奨される事項

提案時には、下記の項目の記載をお願いいたします。

  • 提案する技術の概要(特徴、原理)
  • 提案する技術の独自性
  • 開発ステージ:コンセプト段階、技術の確立段階、実用化済み
  • 現時点の性能
    • 共通の項目
      • 積層可能な樹脂の種類
      • 動作寿命
      • 曲げ特性、柔軟性(定性的な表現でも可)
      • 使用可能な温度帯
    • 調光技術の場合
      • 可視光透過率の調整可能範囲
      • サイズ、厚み
      • Haze
    • 透明ディスプレイの場合
      • 解像度、輝度、視野角
      • 非表示時の可視光透過率、Haze
      • サイズ、厚み
      • 表示方向の指向性
  • 現時点の課題と今後の開発プラン
  • サンプルテスト条件(サンプル提供量、費用、期間、契約条件など)
  • 過去の実績(関連する研究論文、特許など)


提案作成時の注意事項

簡潔に要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。提案には、機密情報を含まないようご注意ください。

 

提案の評価基準

受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。

  • 提案する技術の概要、性能
  • 目標スペックを実現するための開発計画と実現の根拠
  • 経済的実現可能性
  • 目標スペックを実現するための提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、成果、費用見積り額)
  • 所有権の可能性(独占権、優先権など)
  • 関連実績など、提案組織の実力

 

想定されるプロジェクトの進め方

依頼主は、はじめに書面による一次スクリーニングを行います。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行います。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。

その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。