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Request for Proposal

倉庫内のパレット位置を自動で検知する技術

Status: RFP is Closed
Request Number
RFP_2018_3808
Due Date
Oct 2, 2018
Program Manager

提案者にとっての機会

システム販売、共同・受託開発、ライセンシング

 

期間

フェーズ1:試作レベル 1年以内

 

予算

提案内容に応じて相談

 

問い合わせ先

不明点等ございましたら下記までお気軽にお問い合わせください:
プログラムマネージャー:山本洋
提案方法
この募集ページのRespondボタンをクリックし、アカウント作成の上、フォームに入力をお願い致します。作成中は下書き(Draft)が自動保存されますので、Control Centerからいつでも作業再開が可能です。なお、機密情報は入力されないようご注意ください
よくある質問: http://ninesigma.co.jp/faq/
RFP was closed on
Oct 2018

RFP Title

倉庫内のパレット位置を自動で検知する技術
RFP Description

ナインシグマ社は、大手物流企業を代理して、タグやマーカーを付与することなく、倉庫内の仮置エリアに設置されたパレットの位置情報を自動で取得できる技術を求めている

Background

背景

ナインシグマの依頼主である大手物流会社は、自動フォークリフトを用いた無人物流システムの実現を目指している。そのシステムにおいては、自動フォークリフトへの移動指示情報として、運ぶべき貨物の位置・角度情報が必要となるが、現時点でそれらを検知しうる有望な技術を特定できていない。そこで、早期の技術確立を目指し、今回の技術募集を実施することとした。

Key Success Criteria

前提条件

  • 1のように、倉庫内の仮置きエリアが3行×6列の18区画に分かれており、各区画の四隅いずれかを基準点とする
    • 仮置きエリアサイズ:横7.8m×縦3.9m×高さ5m
    • 区画サイズ:1.3m×1.3m
  • 各区画にはパレットが設置され、その上に貨物が積載される
    • パレットの詳細
      • サイズ:縦1.1m x1.1m x 高さ0.15m
      • 材質と種類:プラスチックまたは木材であり、色や形状が複数存在する(図2参照)
    • 貨物の詳細:最大高さ2m程度の各種ケースやドラム缶(図3参照)
  • パレットは人がフォークリフトで仮置きした後、自動フォークリフトにより所定の位置へ運搬される

1. 仮置きエリアの模式図

2. パレットの例

3. 貨物の例

 

今回の募集で求める技術の要件

  • 上記仮置きエリアの18区画に対し、以下の情報を自動で取得・計算できること
    1. 各区画の識別および各区画におけるパレットの有無
      • 他のパレットや貨物により、死角となる部分が生じても認識できること
    2. 区画エリア内パレットの位置情報
      • パレット4隅のうちの任意の2点以上について、各区画の基準点からの距離(x, y方向)(下図参照)
      • 区画におけるパレットの任意の一辺の角度θ

  • 検出精度
    • 位置(基準点からの距離):±5cm以内
    • 角度:±5%以内
  • 検出速度:5秒以内が望ましい
    • 画像取得のみ5秒以内に行い、データ処理に最大5分かけても構わない
  • ロバスト性が高いこと
    • 倉庫内の明るさや、周囲に保管している貨物の色や形状などの影響を極力受けないこと
    • 仮置きエリアのレイアウト変更に容易に対応できることが望ましい
  • カメラを用いる技術アプローチの場合:倉庫内の高さ5m以上の任意の位置に取り付け可能

 

現時点で上記要件を全て満たしている必要はなく、まずは1年程度の追加開発により、試作品レベルのものを作れるものであれば、幅広く提案を歓迎する

Possible Approaches

想定するアプローチ

例えば以下のようなアプローチを想定しているが、必ずしもこれらに限らず、幅広い技術アプローチに期待している

  • 単独または複数のカメラの撮影画像の解析
    • 可視光カメラ
    • 赤外線カメラ
    • 深度カメラ
  • 上記画像解析技術とセンサの組み合わせ
    • レーザー測距センサとの組み合わせ
    • マシンビジョン技術の応用

マーカーレスAR(拡張現実)表示技術の応用

Approaches not of Interest

対象外のアプローチ

下記の技術は今回の公募の対象外とする。

  • コンセプトレベルの技術
  • パレットや貨物への機器(ビーコンやGPS受信機など)やマーカーなどの設置・記載を必要とするアプローチ
Preferred Collaboration Types
Items to be Submitted

提案する際に記載が推奨される事項

下記項目の記載をお願いいたします。

  • 提案技術の概要、特長、原理
  • 開発ステージ(ラボレベルで性能を実証済み/プロトタイプ開発済み/実用化済み)
  • 提案技術の適用実績
    • 測定対象物
    • 位置測定
      • 測定可能な距離範囲
      • 測定精度(位置、角度)
    • 測定時間
    • 測定システムのサイズ、重量
    • 具体的な応用事例
  • 提案技術のロバスト性(測定環境、対象物が変わった際への対応可否など)
  • 依頼主の技術要件を満たす上での課題と今後の開発プラン
  • 追加開発に必要な予算

 

弊社のオープンイノベーションコミュニティNineSightsにて提案を提出いただくことで、提案履歴などを一元管理いただけます。ご登録や提案提出に際しての不明点は弊社ヘルプデスク phd2@ninesigma.com までお問合わせください。

 

提案作成時の注意事項

簡潔に要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。提案には、機密情報を含まないようご注意ください。

 

提案の評価基準

受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。

  • 提案する技術の概要、パフォーマンス
  • 目標スペックを実現するための開発計画と実現の根拠
  • 経済的実現可能性
  • 目標スペックを実現するための提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、成果、費用見積り額)
  • 所有権の可能性(独占権、優先権など)
  • 関連実績など、提案組織の実力

 

想定されるプロジェクトの進め方

依頼主は、はじめに書面による一次スクリーニングを行います。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行います。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。

その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。