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Request for Proposal

繊維状物質を高速に切断する革新的技術

Status: RFP is Closed
Request Number
3664
Due Date
Mar 16, 2018
Program Manager
RFP was closed on

RFP Title

繊維状物質を高速に切断する革新的技術
RFP Description
ナインシグマ社は、売上兆円規模の大手メーカーを代理して、体毛をはじめとした繊維状物質を高速に切断するための革新的技術を求めている。依頼主は最終的に、次世代型の体毛用シェーバーの実現を目指しており、特に高速で体毛の切断が可能なブレードの設計技術に期待している。体毛の他、植物や炭素繊維の切断など異なる用途向けに開発された技術も含め、幅広く歓迎している。
Background

背景

ナインシグマの依頼主である大手メーカーは、電動シェーバーをはじめとした、ユーザ自身で体毛をケアする美容関連機器の開発を行っている。短時間でスベスベの肌を得られる新製品の開発へ向け、革新的なブレードの実現を目指しているが、既存のシェーバーの改善だけでは飛躍的な効果の改善が難しいと考えている。

 

依頼主は革新的な新製品の実現へ向け、穀物の伐採や地盤の掘削をエネルギー効率よく進めることのできるブレードの設計技術が世界中で取り組まれている点に目を付けた。こうした関連技術の導入により、既存のシェーバー用ブレードの設計や動作条件に関する抜本的な見直しにつなげたいと考え、本公募により有望組織からの技術提案を幅広く募ることとした。

 

Key Success Criteria

依頼主が最終的に実現したい切断技術の要件

毛髪やヒゲをはじめとした体毛を高速に切断できる革新的技術。既存の金属製ブレードの形状や動作条件を最適化する理論やシミュレーション技術の他、ブレードを使用しない切断技術も幅広く対象とする。

最終的に下記のような小型シェーバーに実装できることが目標となるが、依頼主は今回、技術の革新性を非常に重要視しているため、デバイスへの実装可能性が低いコンセプトレベルの技術であっても提案を受け付ける。

  • 実現したい小型シェーバーの要件
    • 高速かつスベスベ(切断後に残存する体毛が十分短い)に体毛を切断できる
    • 切断機構部が小型である
    • 皮膚面を傷つけるリスクが低い
  • 切断方法:例として下記を挙げるが、種類は問わない
    • 機械的切断による体毛の処理
    • 熱的・化学的・その他の手法による体毛の処理

 

Possible Approaches

想定されるアプローチ例

例として下記を挙げるが、これらに限らない。

  • 既存の金属製ブレードの最適化
    • 有限要素法などを活用したブレードの各種部位の設計の最適化:エッヂ(刃)の形状、数、高さ、厚さ、角度、ピッチ、可動刃と固定刃の併用など
    • ブレードの駆動条件の最適化:回転速度、振動速度、振動幅など
    • 補助エネルギーの印加:超音波、熱など
  • ブレードを用いない体毛の切断技術
    • レーザやウォータージェット、放射線、プラズマなどを用いた体毛の切断

体毛向けの技術に限らず、穀物の茎の切断などに用いた実績のある技術も含め、幅広い種類の技術提案を歓迎している。依頼主は最終製品の実現に5年程度を見込んでいる。

 

Items to be Submitted

提案書への記載が推奨される事項

提案書には下記の項目の記載をお願いいたします。

  • 提案組織の概要
  • 提案技術の概要・独自性
  • 提案技術の開発ステージ(コンセプト段階/実用化へ向けた検証段階/各種切断技術への適用実績あり)
  • 想定用途
  • 体毛切除技術への適用実績の有無
  • 特許や知的財産権の取扱いに関する要望
  • 最終要件を満たすための課題と今後の開発計画