多核種除去設備等で浄化処理した水からトリチウムを分離する技術
Status: Need is Closed
提案者にとっての機会
共同開発、技術供与、共同研究
2022年8月-2022年10月
有望な提案については、募集期間中であっても都度ナインシグマ社から提案者に対して追加質問や直接の議論を行う予定である。
【注意喚起】
「多核種除去設備等で浄化処理した水からトリチウムを分離する技術」の公募に関連して、採択されたという虚偽の情報をもとに、金銭を要求する等の行為が発生しているという情報があります。本件に関連して東京電力グループ各社ならびにナインシグマグループ各社、および関係省庁が金銭を要求することはございません。
選定後の検証に係る予算については、提案者と依頼主にて別途協議
Needs Title
Description
ナインシグマ社は、東京電力ホールディングス株式会社(以下、東京電力)福島第一原子力発電所で発生している、多核種除去設備等で浄化処理した水(以下、ALPS処理水)からトリチウムを分離する実用技術を求めている。
本公募については、公共性の高さから透明性確保のため、承諾いただける場合、提案の採否に関わらず提案者の組織名・氏名を第三者に開示あるいは公表する可能性がある(個々の提案者の採否結果は開示・公表しない)。ただし、組織名・氏名の開示・公表に承諾頂けない場合でも、提案提出は可能である。
2021年4月13日に開催された「廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議(第5 回)」において、「東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所における多核種除去設備等処理水の処分に関する基本方針」(以下、「政府方針」という)が決定された。
これを受けて東京電力はこの政府方針に基づく対応を徹底するべく、2021年4月16日に「多核種除去設備等処理水の処分に関する政府の基本方針を踏まえた当社の対応について」を示した。
ここで東京電力は、今後、ALPS処理水の処分に向けて準備を進め、2年程度後を目途に海洋放出を開始することとし、一度に大量に放出せず、廃止措置に要する時間を有効に活用する予定としている。
福島第一のALPS処理水等に対して、実用化のレベルに達しているトリチウムの分離技術は、現時点において確認されていないが、東京電力は、その間もトリチウムの分離技術に関する新たな技術動向について、継続的に注視することとしている。
注釈1) トリチウム以外の放射性物質が、安全に関する規制基準値を確実に下回るまで、多核種除去設備(ALPS)等で浄化処理した水(トリチウムを除く告示濃度比総和1未満)を「ALPS処理水」、多核種除去設備等で浄化処理した水のうち、安全に関する規制基準を満たしていない水(トリチウムを除く告示濃度比総和1以上)を「処理途上水」、2つを併せて示す場合を「ALPS処理水等」と表記。
求める技術の概要
以下の必須要件について、応募時点で全て満たすことを求めるものではないが、将来的に全て満たしうる技術の提案を求める。推奨要件については、満たしていればなおよい。
【必須要件】
分離・測定に関する要件
処理能力に関する要件
【推奨要件】
技術の根幹を成す原理
次のいずれか(もしくは双方)を満たしていること。
想定している分離技術
例えば以下のような分離技術を想定しているが、必ずしもこれらに限らない。
提案時に記載が要求および推奨される事項
提案時には、下記の項目の記載をお願いいたします。
【必須事項】
【推奨事項】
提案の提出方法
ナインシグマ社のオープンイノベーションコミュニティ、NineSights にて提案を提出して下さい。NineSightsでは提案草案の一時保存、過去の提案履歴などを管理いただけます。ご登録や提案提出に際しての不明点は弊社ヘルプデスク phd2@ninesigma.com までお問合わせください。
提案作成時の注意事項
要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。
提案には機密情報を含まないようご注意下さい。
提案の評価基準
受領した提案に対する最終評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。
想定されるプロジェクトの進め方
公募の提案締切ごとに、ナインシグマ社は書面による一次評価を行い、6-8週間後に各提案者へお伝えします。一次評価にあたっては、必要に応じてナインシグマ社から追加質問や直接の議論を行います。また、提案者へ一次評価結果を各提案者へお伝えする際には、評価基準に対し何が満足・不足していたかといった今後のアドバイスとなりうる評価理由をお伝えします。
その後、一次評価において有望な提案に対して、依頼主から提案者に対して追加質問や直接の議論を行い、依頼主による二次評価により実用化に向けた検証等に進む候補を選定します。二次評価結果は、一次評価の6-8週間後に依頼主から提案者へ回答します。二次評価による選定後、具体的な設計の検討や技術の実証試験などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については提案者と依頼主の協議の上決定いただくこととなります。また、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)などの契約を締結します。
参考サイト
東京電力HD「処理水ポータルサイト」
https://www.tepco.co.jp/decommission/progress/watertreatment/index-j.html
経済産業省「多核種除去設備等処理水の処分に関する基本方針」
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/alps_policy.pdf
東京電力HD「福島第一原子力発電所における多核種除去設備等処理水の処分に関する政府の基本方針を踏まえた当社の対応について」
https://www.tepco.co.jp/press/release/2021/1596975_8711.html
よくある質問
下記FAQをご覧ください。
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