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Request for Proposal

100℃以下の熱源で利用可能な高密度蓄熱材料

Status: RFP is Closed
Request Number
3467
Due Date
Aug 9, 2017
Program Manager

コンタクト先:

吉川 岳, phd2@ninesigma.com

 

提案者にとっての機会

共同・受託開発、ライセンシング、材料販売

 

期間

ラボスケールでの性能実証:2~3年

 

予算

提案内容に応じて応相談

 

 

RFP was closed on

RFP Title

100℃以下の熱源で利用可能な高密度蓄熱材料
RFP Description
ナインシグマ社は、売上規模数千億円の大手自動車部品メーカを代理し、100℃以下の熱源で利用可能な高密度蓄熱材料の開発パートナーを求めている。具体的には、2~3年の追加での商品開発により、80 – 100℃程度で1,000 kJ/L、もしくは1,000 kJ/kg以上の蓄熱密度を有する材料の実現を目指している。
Background

背景

ナインシグマ社の依頼主である大手自動車部品メーカは、自動車の電動化に伴い、自動車内部で発生する排熱を有効活用する技術の検討を進めている。

 

具体的には、低温の排熱を蓄熱材料によって回収し、エンジン始動時の予熱やバッテリの温度安定化等に活用することで、更なる省エネ化や燃費改善につなげたいと考えている。

 

依頼主はこうした蓄熱システムの本格的な開発にあたり、適用可能な蓄熱密度の高い蓄熱材料の探索を行っているが、有力な蓄熱材料の開発者は自動車のみならず幅広い分野に存在していることに注目し、今回、研究開発をより一層加速するため、本技術募集の実施に踏み切った。

 

Key Success Criteria

最終的に実現を目指す蓄熱材料

  • 蓄熱密度:1,000 kJ/L、もしくは1,000 kJ/kg以上
  • 熱源温度:80 – 100℃
  • 耐久性:繰り返しの使用が可能であること。目安として蓄放熱回数10,000サイクル以上
  • 安全性:危険性・毒性が低く、自動車への車載が可能であること

 

本募集では低温で大きな蓄熱密度を有することを重視しているが、上記のスペックは非常に高いため、現時点で要求を満たさなくとも、2~3年の追加開発により実現の見通しがある技術であれば、提案を歓迎する。

 

Possible Approaches

可能なアプローチ

例えば以下のようなアプローチを想定しているが、必ずしもこれらに限らない。

  • 既存の蓄熱材料の改良
    • 相変化材料の改質
    • ナノ構造物の添加による蓄熱密度の向上
    • 熱流制御による効率改善
  • 新規材料を用いた蓄熱材料の開発

 

Approaches not of Interest

対象外のアプローチ

下記のような材料は今回の公募の対象外とする。

  • 化学反応を用いた蓄熱技術(化学蓄熱)

 

Preferred Collaboration Types
Items to be Submitted

想定されるプロジェクトの進め方

提案者は添付の提案用テンプレートに沿って提案書を提出する。

依頼主は、はじめに書面による一次スクリーニングを行う。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定する。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行う。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行う。

その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発を行い、技術の確立を目指す。具体的な協業体制については協議の上決定する。

 

提案書への記載が推奨される事項

提案書には下記の項目の記載をお願いいたします

  • 提案する技術の概要
    • 原理
    • 特徴・独自性
    • 開発ステージ(コンセプトレベル/ラボレベルで性能を実証済み/実用化済み)
    • 想定用途
  • 現状のパフォーマンス
    • 蓄熱密度(kJ/L、もしくはkJ/kg)
    • 使用可能な温度範囲(℃)
    • 材料密度(kg/L)
    • 熱伝導率(W/(m・K))
    • (相変化材料に関する提案の場合)相変化時の体積膨張率(vol%)
    • 耐久性や寿命に関するデータ(蓄放熱サイクル回数など)
    • 安全性や毒性に関するデータ
  • サンプル試作の対応可否。可能な場合はその条件(サンプルサイズ・形状、NDAの要否、費用、期間)
  • 依頼主が実現を目指す蓄熱材料を実現するために解決すべき課題とその開発計画
  • 依頼主が実現を目指す蓄熱材料を実現した際の、材料の量産方法(自社生産/外部委託/その他)

なお提案提出には、こちらのリンクから提案用テンプレートをダウンロードしてご利用ください。

 

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